女関係にだらしないチャラ男が、あなたの最愛の彼女に言い寄ってきたら不愉快極まりないですよね。彼女のほうも、上手に受け流しながら距離を置いてくれたら良いのですが、チャラ男とケラケラ笑い合って、ボディタッチしたりされたりと楽しそう。
例えば同じクラスとか同じ職場であるとか、どうしても「自分」「彼女」「チャラ男」の3者が同じ空間にいると、気にしないようにしていてもどうしても気になってしまいますよね。
「ねぇ!他の男としゃべるなとは言わないけどさ、他の男に言われるがままボディタッチとかして、楽しそうにジャレ合うのはやめてほしいんだけど!」とストレートに彼女に伝えたい・・・!でも、あまりにも真っ直ぐに伝えるとカドが立ちそうなので、遠まわしに伝えてみたものの、効果なし・・・。
「あの男、女関係に本当にだらしがないやつなんだよ。彼があまりに君に話しかけてくるから、次は君がターゲットにされているんじゃないかと、見ていて不安なんだ。あいつとはあまり関わらないほうがいいよ」と嫉妬心と親切心を兼ねて伝えても、「やだなぁ~、私なんてターゲットにされるわけがないよ(笑)」と笑って流されて終了・・・。
そしてまたチャラ男にボティタッチされて笑っている!・・・こんな状況が常に目の前で繰り広げられていては、「全く、何考えてるんだ!」と彼女の行動に悶々としてしまうし、ストレスと苛立ちばかりが募りますよね。
彼女はなぜ、彼氏からの助言に耳を貸さずに、女たらしの遊び人と普通に仲良くし続けているのでしょうか?女性心理と共に、解決策をご紹介いたしますね。
彼氏の嫉妬心を煽っている
付き合いがそこそこ長くなってくると、関係が安定してきますよね。どのタイミングで電話すればいいのか?メールは1日何回くらいがいいのか?・・・など手探りで試行錯誤している期間を過ぎると、ふたりならではの距離感が見つかって、関係が落ち着いてくるはずです。
ですが「落ち着く」ということは、悪い言い方をすれば「変化の無い、単調な日々」とも表現できます。家庭を守らなければいけない女性は、本能的に安定を好みますが、その一方で、彼氏には「いつでも私のことを新鮮な目で見て欲しい」と思う傾向があります。
そのため、他の男と仲良くしているところを、あえて目の前で彼氏に見せ付けるのです。それにより「私のこと、ちゃんとつかまえておかないと、他へ行っちゃうよ~♪」というアピールをしている可能性が考えられるのです。
女性である筆者も、実はたまに使うテクニックです。「私に言い寄ってくる男なら、いっぱいいるの♪『私は、100%あなたのもの』ってわけではないのよ♪」というイイ女アピールをすることで、彼氏の独占欲を刺激したいのです。
もちろん、気持ちは100%彼氏にあります。しかし「彼氏彼女、という関係性の上にどっかりアグラをかいているだけじゃダメよ~♪」と、彼氏に向けて注意喚起しているわけです。
そして狙い通りに、あなたがそれに喰い付いてくるわけですから、今度はそれが楽しくなるのです。
今のあなたは、どれだけ悶々としようが、どれだけストレスを抱えようが、彼女の手のひらで遊ばれているだけかもしれません。おそらく、中途半端なアドバイスでは聞く耳を持たないことでしょう。
「今度、チャラ男の言われるがままにボディタッチをしたら、別れる!俺は、チャラ男の言いなりになって楽しそうにしている君を見るのがストレスだ。俺は苦しんでいるのに、何度言っても聞く耳を持たない君とは、これ以上付き合えない。会話くらいなら別にいいけど、ボティタッチはしないで。今度したら別れる」くらいにズバッと言ってあげたほうが、効果が期待できますよ。
「友達」と話しているのが楽しい
誰でも、自分によく話しかけてくれる相手には悪い気はしないものです。楽しい話題を好意的に話しかけてくれて、しかも会話が盛り上がるのであれば、いつまででもその相手としゃべっていたいと思うものです。
まして相手が自分にとって異性であるなら、同性とは会話の内容もほとんど違うため、話すこと自体を新鮮に思うかも知れません。
そのため、彼女がチャラ男と仲良くし続ける理由のひとつとして、純粋に「友達」との会話を楽しんでいるだけ、ということが考えられます。
しかもそのチャラ男が、ブサメンなどではなく外見的にも好青年であったなら、より一層「もっと話したいな、悪い気はしないな」という心境になることでしょう。
けれども、それでも「友人としてでも、超えてはいけない線」というのは存在します。まして、自分を大切に思ってくれている彼氏が近くにいるなら尚更です。
「キスしなければいい」「ふたりきりで食事に行かなければいい」など、彼女が「やってはいけないこと」と認識しているボーダーラインが高いところにあればあるほど、ボディタッチなどそれ以外のことをすべて当たり前のようにこなしてしまいがちです。
ですので解決策としては、彼女と徹底的に話し合うことです。認識や価値観の違いというのは、人の数のぶん存在します。「私は別に悪いことと思っていない」「俺は、そういうことをやってほしくない」など、意識のすり合わせをする必要があるのです。
あなたがどれほど彼女の行動に違和感とストレスを抱えているか、しっかりと目を見て、腹の底からの気持ちを吐き出してみましょう。
しかしあなたがどれほど一生懸命に伝えても、それでも「私は私の道を行く」という結論を彼女が出したのであれば、それだけの女性だった、と思いましょう。「天真爛漫」と言えば聞こえが良いかも知れませんが、他人の気持ちを汲むことができないKYな女性とは、遅かれ早かれ別れを選択することになるでしょう。
モテる自分が楽しい
外見がわりと良い男性に、頻繁に話しかけられて、ボディタッチし合うほどの仲になって、嬉しくない女性はいないことでしょう。
例えチャラ男から向けられている気持ちが、真剣なものではないと察知していたとしても、それでも彼女はそんな自分の状況について、「チヤホヤされて楽しい♪」と思っているかもしれません。
男性だってある程度はそうだと思いますが、「世界中の女性全員が自分のことを嫌っているけれど、彼女1人だけは自分を愛してくれている」という状態よりも、「100人の女性が、自分に気があると言ってきてくれた。でも俺が選んだのは、この彼女ひとりだけ♪」という状態のほうが気分が良いですよね。
そう、彼女もそんな状態を楽しんでいるのかもしれません。
空気が読めない自由人
彼女がチャラ男と楽しく過ごすことをやめないのは、彼女がただの自由人なだけ、という可能性もあります。
悪気はなく、「我が道を行く」というスタンスを貫く女性は、自分の考えこそがすべてなのです。自分が楽しいと思えば、楽しい。もっとやりたいと思えば、延々とやる。例えばトイレ掃除などは、他人からしてみればあまりやりたくないことですよね。
しかし、自分の感性こそがすべて!・・・という彼女にとっては、それが楽しいと思えば、どんなに汚いトイレだって「え?楽しいけど?」と、嬉々としてやり続けることだってあるのです。
または、「あいつ実は、すごく性格悪いヤツなんだよ。親しくしないほうがいいよ」と親友にアドバイスされても、「うーん、私はそう思わないけど?」とアドバイスに耳も貸さず、「おはよ~!わぁ、その服おしゃれだね!」なんて親しげに話しかけることもあるでしょう。
自分の考えこそがすべて。楽しいから、楽しい。
そこに、他人が口を挟んだところで「いや別に、私はこう思うから」とまさに右から左で、自分のスタンスを貫き続けるのです。協調性を大事にする日本人にとっては、そのような性格はなかなか理解されにくく、「自己中心的」の一言で片付けられてしまいがちです。
しかし裏を返せば、実は自分の感性をとても大事にしている、希少な女性なのかもしれませんね。
まとめ
大好きな彼女が、目の前で他の男と必要以上に仲良くしていたら、とても不愉快だしモヤモヤしますよね。
けれどそれも計算づくで、あえて彼氏の嫉妬心を煽るように仲良くすることをやめない女性もいますし、あるいは本当に「自分の考えこそが世界のすべて」という思考回路の女性なのかもしれません。
いずれにしろ、あなたが本当にストレスを抱えているということをしっかりと彼女に話す機会が必要です。「大げさだなぁ~」と笑って流されるような雰囲気では、意味も効果もありません。
今後のふたりの関係に関わる重要なことですから、きちんとした話し合いの場を設けて、彼女の考え、自分の考え、今後の方向性について納得がいくまで話し合うべきだと言えるでしょう。