世間では当たり前のように知られていることなのですが、日本のクレジットカードの審査には通りやすい人とそうでない方がいます。
それはどのような条件なのでしょうか?収入?過去の延滞?他には何が問題になるのかご存じですか?今回は今さら聞けないクレジットカードの審査に通りやすい人の特徴を簡単に5つにまとめてみました。
2019年クレジットカード最新状況とは?
近年、キャッシュレスが騒がれるご時世の中、日本国内に住んでいる様々な方々がクレジットカードを持つようになってきました。当然の如く、クレジットカードの申し込みには審査が必要で、申し込まれる方の中には公務員の人もいれば自営業、所得の観点で言えば、年収が200万円程度の低所得層の人、逆に年収1,000万円以上の高所得層の人もいます。
また、別の側面としては、その方は持ち家に住んでいる人もいれば借家に住んでいる人もおり、現在他社への借入がゼロの人もいれば他社借入が数件で50万円の借入がある人などもおり、人それぞれ事情が異なってきます。
クレジットカードの審査に申し込む方には、それぞれの多種多様な属性情報があります。また、個人信用情報機関に登録されている信用情報の内容も各個人の属性に応じて異なります。なので、それぞれの属性によってクレジットカードの審査に通りやすい人と、反対に審査に通りにくい人が出てくるという結果になるのです。
審査に通りにくい人というのは、居住年数や勤続年数が基準に満たないということや、さらには年収の額や信用情報の履歴などに問題があり、その原因がはっきりとしているという可能性が高くなります。
本記事では、その逆の審査に通りやすい人にはどのような特徴があるのか?について解説します。これを参考にして頂くと、ご覧頂いている皆様にもより確実にクレジットカード審査を通過することが期待できるのではないかと思います。
通常のクレジットカードの審査では、申込者の属性や信用情報などを調査して、さらに自社の審査基準を満たしているかを確認した上で最終的なカード発行の可否を判断しています。
ここからは、クレジットカードの審査に通りやすい人の条件等についてをさらに詳しく解説していきます。
審査が有利な人の特徴5選
過去の金融事故の履歴がきれいな人
クレジットカードの審査で一番重要な事とは、個人信用情報機関の信用情報に金融事故が登録されていないという事です。
この理由は簡単で、過去に重大な金融事故を起こしている人は今後再び同様の事故を起こしうる可能性が考えられるというためです。
その結果、審査において信用情報に金融事故情報が登録されている事が発覚した場合は、その時点で審査に通らないという可能性が非常に高くなります。
そうなると、ほとんどのクレジットカードの審査ではかなりの確率で審査終了となってしまいます。
過去に金融事故を起こしていない、もしくは過去に金融事故を起こしていた場合には信用情報から金融事故情報が削除されている事が審査に通りやすくなる条件の一つになります。
勤務先や年収等の条件が基準にあっていいる人
申込条件のひとつに、毎年継続して安定した収入があるという項目があります。
これは毎年安定した収入がある公務員や、上場企業等に勤務している方なら各社の審査に通りやすい傾向にあるということです。
逆に転職して間もない方や転職が多く安定していない方等は、審査では不利になってしまうことが多いようです。
公務員や上場企業に勤務していない方でも、勤続年数が3年以上あって年収350万円以上の会社員等であれば、一般的に妥当で審査に通りやすい人と言えます。
既にあるカードの利用履歴が優秀な人
審査内容で重要なものでは、申込者のカードやローンを含めた各種金融商品の利用履歴(クレジットヒストリーともいいます。)というものが重要な判断要素となるようです。
カード会社からみれば、これから初めてカードを利用しようとする人(信用情報に良好なクレヒスが登録されていない人)よりは、これまで適切にカードを利用し延滞なく支払い継続している人が好まれます。
信用情報機関に良好な利用履歴が登録されている方というのは、現在の信用力が高いと判断できるからです。
なのですでに良好な利用履歴が登録されている方は、毎月きちんと返済を行っていると判断できるため、クレジットカードの審査に通りやすいと言えるのです。
他社での借入(借金)が無い人
クレジットカード審査では、総量規制の借入限度額を超えている人は問答無用で通らなくなりますので、最低限借金が年収の1/3未満である必要があります。
やはり借入されている方は若干マイナスの評価を下されるという事になるのでしょうか。
さらに言えば、持っているクレジットカードのキャッシング枠そのものが無く、ある種の健全性の観点とでも言うのでしょうか?
消費者金融からの借金も無いという人も審査に通りやすいと言えます。
短期間に複数の申込をしていない人
カードの審査では個人信用情報機関を照会します。ここに同時期に複数の申込情報が登録されていると印象が悪くなってしまうことがあります。
最近増えているのが、ポイントサイト等のキャッシュバックを利用して複数の申し込みをすることです。これは結果的に審査に悪影響を及ぼすことがあり要注意です。
また、短期間に複数申し込みを行っている方は、現在の生活資金や返済費用を捻出するためにの自転車操業ではないか?と判断される事があるようです。これは前述のポイントサイトユーザーの場合とは違う視点で審査されます。
申込情報の登録から削除までの6ヶ月間の重複申込は、なるべく少ないか全く無いという方は審査に通りやすいと言えます。
クレジットカードの審査基準まとめ
2019年クレジットカード最新状況で、クレジットカードの審査に通りやすい人とは審査基準を上回っている人です。
審査に通りやすい人とは一般的な審査基準を上回っている事はもちろん、それに加えてプラスの要素が必要になります。このプラスの要素ですが、簡単に言えば不要な借入がなく、健全にクレジット及びキャッシングを利用している方という事になります。
審査対象者の信用情報の中に重大な金融事故の登録が無く、現在の勤務先で長く安定した収入を得ているという点が、審査における大きな判断材料になるという事になります。